どうも、おおはまです。
今回は僕がもっと早く知って
おけばよかったと思う
at のイメージ
について話していきたいと思います。
というのも、
at=「〜に」
と覚えてしまっていませんか?
僕は受験勉強をしている時、
at=〜に、at=時間を表す時に使う、、、
とひたすらに覚えていました。
しかし at=「〜に」と覚えていると
外人と話す時や、知らない熟語に出くわした時に
限界が来てしまいます。
例えばこの2つの例文。
・I’m good at English.
・I’m good in English.
この2つの英文は文法ミスとかではなく
実際に意味が違う2つの文です。
at=「〜に」とだけで覚えていると
2つの意味の違いを理解する事はできません。
(最後に答えを解説しています)
しかしネイティブやバイリンガルたちは
at の正しいイメージを持っているので
これらの違いを無意識に理解することができます。
今回はそんなネイティブたちが持つ
at のイメージについて話していきます。
これをしっかりと理解ができれば
知らない熟語も
外人にサラッと言われた事も
なんとなくイメージを頭に浮かべる
ようになれるので、
いちいち日本語訳を覚えなくても
英語のまま理解できるようになります。
at=「地図上の点」
ではその at のイメージは何かというと、
「地図上の点」
です。
at=「〜に」
という日本語訳から
at=「なんか狭い感じ」
とイメージされることも多いですが、
広さは関係ありません。
“点”であれば広くても狭くても
なんでも構いません。
例えば
I met her at Tokyo.
これは東京を“地図上の点”として
捉えているので
日本の中の東京という場所
という感じです。
なのでイメージだとこんな感じ。
一方で
I met her in Tokyo.
これだと東京を”囲まれている感じ“
という捉え方をしているので
東京という空間の中で彼に会ったよ
と、東京という街の空間の雰囲気を
感じる事ができます。
at は「地図上の点」であればどこでも使えます。
例えば
I’m at the gym.
であれば、
「私は今ジムという地点にいるよ」
という訳になるので
ジムという
建物の入り口なのかもしれないですし、
駐車場かもしれないですし、
はたまたジムに入ろうか迷って
まだ店に入らず店の前にいるかもしれません。
「地図上ではこのポイントにいるよ」
というのが at の“点”というイメージです。
一方で
I’m in the gym.
であれば、
「私はジムの中にいるよ」
と、実際にジムの中にいる状況
を表しています。
・地図上の点であるのか→ at
・立体的に囲まれているのか→ in
これが at と in のイメージの違いです。
at は「人工衛星から見る景色」
を想像してみるとわかりやすいです。
人工衛星から見れば
ジムの中にいるのか
ジムの付近にいるのか
はわかりません。
どちらもその場所という
“点に存在する”
ということしか区別がつきません。
なのでその時は at を使います。
一方で、
in は「自分自身の目線」
から見てみるとわかりやすいです。
「私は今、ジムという空間の中にいる」
と感じるのであれば
in を使います。
at=2次元
in=3次元
と覚えましょう。
これが分かれば、
・I’m at Tokyo station.
・I’m in Tokyo station.
この2つの違いもわかるかと思います。
at Tokyo station の方は
視点が人工衛星目線で
駅を“地点”として捉えているので
実際には”駅周辺“を表しています。
建物の中にいるのか
それとも入り口のとこにいるのか
は区別つきません。
ただ、その”地点“にいることは確かです。
対して in Tokyo station の方は
視点が自分目線で
駅を
立体的に囲まれている
”空間“として捉えているので
”駅構内“にいるということを表しています。
at Tokyo station=東京駅周辺
in Tokyo station=東京駅構内
なので at の方が in より広い場所に
使われることもあるです。
なぜかというと
at に広さや狭かが関係あるのではなく、
「地図上の点」
であればどこでも構わないからです。
抽象的な点
今までは物理的な「点」について
話してきましたが、
これは時間や概念など、
抽象的なことにも当てはまります。
というか英語は抽象的なイメージがとても広く
汎用性がすごく高いので
日本語訳にすると色んな意味が
出てきてしまうのはこのためです。
at=地図上の点
というのは時間軸にも使うことができます。
例えば
at 12:30
これになぜ at が使われるかというと
その時点を
“点”
として捉えているからです。
対して in が使われるのは
時間軸に幅がある場合です。
例えば
in 2020
in December
in the next week
in summer
このような場合は、
時間に幅があるので in を使います。
なぜ幅がある時に in を使うかというと
この図のように,
時間という
”概念に囲まれている感覚“
があるからです。
これが英語話者が in に抱く
“立体的に囲まれている感”
です。
ではここで質問です。
なぜ以下の3文では
・in the morning
・in the afternoon
・in the evening
と、in が使われているのに
・at breakfast
・at noon
・at night
のように at が使われるのでしょうか。
これも
・at=「地図上の点」
・in=「立体的に囲まれている感」
がわかればネイティブの感覚も
一撃で理解することができます。
breakfast も noon も night も
どれも時間に幅がるので
「in も使えるじゃん!」
という疑問を抱く方もいますが、
大事なのは
「ネイティブたちがどう感じているのか」
ということです。
ネイティブたちの感じ方を理解できれば
すんなりと英語は頭に入ってきます。
ではネイティブがどう捉えているかというと、
・breakfast はあくまで morning の中の一時点
・noon は afternoon という時間の中の一時点
・night も evening という時間軸の中の一時点
こう捉えています。
だから breakfast 等には at を使います。
冒頭の答え
さて、ここまで読んでくれた方なら
おそらくかなり at の感覚が
理解できてきたかと思います。
最後の問題です。
・I’m good at English.
・I’m good in English.
これらを今までに話した
at と in のイメージを
使うとどんな訳になるでしょうか。
一度考えてみて下さい。
↓
↓
↓
↓
↓
ではいきます。
今回覚えたのは
at=「地図上の点」
in=「立体的に囲まれている感」
でしたよね?
それらを使うと
・I’m good at English.
→「英語という点が good である」
・I’m good in English.
→「英語という概念の中で good である」
というイメージになります。
すると、
英語という点が good=英語を点として捉えている
という事に気づきましたか?
これに気づけていたら
もう at のイメージはしっかり理解できています。
「英語という点が good である」
ということは
「英語以外にも点が存在する」
というです。
つまり、
「色んな点の中で、英語という点が good」
ということになり
「色んな教科の中で、英語が得意です」
という意味になります。
なので
I’m good at English.
の日本語訳は
「私は英語という科目が得意」
ということになります。
対して good in English の方は
英語という概念の中でgoodである
=英語を立体的に捉えている
というイメージになります。
つまり、
「英語の中でいい状態」
という事は
「英語を扱うのが上手である」
という意味になります。
いかがでしたか?
これがネイティブたちが持つ
at や in のイメージ
でした。
最初はなんだか腑に落ちないことだらけだと思いますが、
徐々に理解していって
腑に落ちるとこまで繰り返し学んでいけば
英語を日本語のように使える日がやってきます。
at=「地図上の点」
これだけでもしっかり持ち帰って
英語学習に役立てて下さいね。
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