オオハマです。
以前、英語をペラペラに話す日本人の子供の動画を観て、その子は「勉強はしてない。ただ好きな動画を英語で見てただけ。それで話せるようになった」のようなことを言っていて。
その子はまだ小学生だったのですが、発音も会話の感じもすごく自然で、そこらの日本人より圧倒的に英語ができている子でした。
しかし僕は「好きな動画だけで英語は話せるようにならない」「訓練こそが英会話への最短ルート」だと思っています。
今回はそんな色んな意見が飛び交う英会話習得の“スタイル”について話していこうと思います。
自分にあったやり方を極めるべし
結論。好きな映画でやるのも、勉強でやるのも、留学でも、全部正しい。1番大事なのは自分に合った自分にとって効果のあるやり方を極めること、です。
英語を話せるようになるにはどうしたらいいの?という答えには色んな流儀というかやり方、スタイルがあると思います。
ある人は好きな映画で、ある人は勉強で、ある人は留学で。
けどそれは全て正しくて、本当に人それぞれのやり方があると思います。
僕は中学から英語が好きになり話せるようになりたいと思い、ずーっと勉強してきたのですが大学2年生の時まで全く話せるようにならず。
結果、20歳のころにやった「英語を話す練習」をするという“訓練”で僕は話せるようになりました。
詳しくは他の記事にも書いているのですが、英語を話すには、自分の言いたいことを英語のルールに沿って英文を作る必要があるので、当然文法の知識が必要です。
ただ文法と言ってもテストでやってきたような文法問題のような知識ではなく、その文法を使って「瞬時に英文を作る」という練習が必要で、その練習をやったから僕は英語が話せるようになりました。
その期間、たったの1ヶ月です。
その1ヶ月間毎日狂ったように練習をしたことで話せるようになったのですが、これは同じ時間を“好きな動画を見る”に使っても絶対に今のように話せるようにはなっていませんでした。
子供であれば“好きな動画を見る”だけでも、吸収力が高いので出来るかもしれません。
けど僕は当時もう20歳になっていて頭も日本語で固まっていました。なのでリスニングテストも全然聞き取れるわけがなく、いつも40点くらいでした。
そんな状態で好きな動画を見るだけ、では絶対に見るだけでは今のようにはなれてないです。
あの期間が無かったら僕は、外国人の友達とも会えてない、彼女とも会えてない、米大にも行けてないです。
あの1ヶ月間、1人黙々と馬鹿みたいに英語をブツブツと練習したから話せるようになり、聞き取れるようになり、自信もつき、色んな経験に巡り合うことができました。
なので僕はoutputを極めたから話せるようになったタイプの人間です。
Immersionが最強なのは事実
しかし、語学の世界ではよく大量のinputが大事と言われています。
コップから水を注ぎたかったらまずコップに水を入れる。言葉を出したかったらまず言葉を脳に入れろ、という感じですね。
実際、それは僕も正しいと思います。大量のinputなくして自分の言いたいことを言うというoutputはできません。
僕ら日本人も赤ちゃんの頃から大量のinputをしてきたから日本語がペラペラだし、ChatGPTも大量のデータ、言語データを分析したから流暢な言葉が喋れるのも同じような理論です。
日本語ペラペラなアメリカ人も「家で毎日8時間くらい日本のアニメ、動画を見まくってた。何年もずーっとやってたよ」「そしたらある日突然日本語が出てくるようになった」と言っていました。
その人は日本語の発音も表現も雰囲気も超日本人で、ビビるくらい日本語が上手いです。その理由を解明すると、大量にinputしてきたからです。
これを語学の世界ではimmersionと言ったりします。大量の具体を知るとその共通項から抽象をも理解できるようになれるのです。
ヨーロッパ、特に小さい国では、自国で映画作成をするお金がないから、テレビでは英語のドラマとかが字幕も無しにそのまま垂れ流しにさたりも結構しているそうで。
最初は何言ってるかもちろん分からないけど、小さい頃からずーっと英語のテレビを見せられていたので18歳くらいになると自然と英語が話せるようになっていたりすることがあると聞いたことがあります。
それもあってかヨーロッパの人たちは英語を流暢に話せる人が多いです。僕が今まで会ってきた人はみんなフツーに英語を話してました。
つまり、大量のinputのおかげで自然と英語が話せるようになった、ということですね。(もちろん自分で勉強してきて話せるようになった人もたくさんいます)
なので大量のinput(=immersion)が外国語習得において絶大な効果があることは事実です。input無しにoutputすることはできません。
このimmersion戦法はネイティブさながらの英語力を身に付けられる反面、効果が出るまでめちゃくちゃ長い年月がかかります。それこそ5歳〜10歳、18歳といった期間のレベルです。大人であればもっとかかるでしょう。
今すぐ話せるようになるには
なので大人になってから外国語を学ぶ際は
1、知識を入れる
2、使えるように練習する
というステップを踏むと吸収が早いです。
知識とは文法だったり単語の意味などです。それらを知識として頭に入れたらそれを瞬時に使えるように“練習”するということです。
つまり新しくスポーツを始める時と同じですね。
スノボであればただただ滑ってる人を眺める(input)だけではなく、
1、「こうやってやるんだよ」と友達に教えてもらい
(知識を入れる)
2、それを実際にやってできるようにする
(練習)
というステップでやると意外と早く上手になれます。
英語学習に関する情報は今の時代無限にあると思います。なので結局は自分にあったやり方を探すのが1番です。
僕の場合は1人で練習して話せるようになりました。なので同じやり方をしたい人にはその情報を届けられます。
けど1人では勉強できない。外国人の先生とつきっきりで会話してもらわないとできない、という人もいました。そんな人にはお気に入りのネイティブ教師を見つけるのが良いでしょう。
他には、好きな映画、アニメを見まくって覚えたって人もいました。その人には自分の興味関心に沿って英語にハマっていけば自ずと成長しているでしょう。
英語学習にはコレ!という一つの答えはありません。答えがないからこそ、“自分なりの答え”を見つける必要があります。
その答えを見つけ、実行した人にのみ「英語を話せる」という称号が手に入るので、自分なりの答えを見つけて頂けれたらなと思います。
この発信では
・来月から会社で英語で会議がある
・海外旅行で英語を話せるようになっておきたい
・外国人と関わることが増えるから英会話を身につけておきたい
など大人が効率よく話せるようになるための情報を書いていくので、今すぐ英会話が必要な人は参考にしてみると良いかもしれません。
P.S. InputとOutputはバランスが大事
僕はoutputを極めた、つまり知識を入れ→使う練習をした、から話せるようになりましたが、だかといってinputをしていない訳ではありません。
日頃からinputは結構しています。
音楽は英語の曲ばかり聞くし、最近だとスペイン語の曲、中国語、韓国語、イタリア語、フランス語、インドネシア語など、外国人の友達に教えてもらった曲なんかもたくさん聴いています。
なので外国語の音に慣れるのが得意になってきて、友達と会話してる時に友達の言葉(例えばBritish accentや中国語などの別の言語)の真似を即興でやるとよく褒められます。
それは日頃から色んな言語を聴いたり、真似したりするので、彼らの言葉を真似するのが得意になってきているだけで、やれば誰でも出来るようになります。つまり慣れの問題です。
また、ドラマやアニメ、YouTube、映画も英語のまま観ていることが多いです。日本語の動画ももちろん観ますが、意識的に英語のコンテンツに触れる時間を増やしています。
なので自然とどこかの動画で聴いていた英語がポロっと自分の口から練習したこともないのに出てくることがあります。これが大量のinputの力だと思います。
つまり練習をすると同時に、日常生活の中でなんとな〜くinputをしているだけで英語力はスルスルと上がっていくのです。
まとめると、英語を使えるようになるには
1、知識を入れ
2、使えるように練習する
という2ステップが効果的である。
それはある意味”意識的に”というか練習する時間を取ってやるもの。
なのでそれとは別に生活の中で英語に触れる時間を増やしておくと良い、という感じです。
知識入れる⇄使えるように練習する
に加えて
日本語で見てるものを英語にする習慣
(YouTube、映画、アニメ、ドラマなど)
の両軸があると最強。ということでした。
英語に触れる時間を増やすのは自分の好きなものを英語で見ればいいだけなので別に難しくもないし、頑張ってやる必要もないので何でもオッケーです。
ただ大人になってから、しかも早く英語を話せるようになる必要があるなら練習は欠かせません。
僕は最初の1ヶ月間頑張って話せるようになりましたが、その後も定期的に練習をやるようにしています。
これはもう趣味なのでまずは最初の1ヶ月間だけでもやると話せるようになれるのでおすすめです。特にまだ話せるようになって外国人と話したことがないよって人はやってみると良いかもしれません。
やり方に関しては全てメルマガで解説してるので参考にしてみて下さい。
長くなりましたが今回は以上です。
ありがとうございました。
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